君の膵臓を食べたいのあらすじ・意外すぎる結末とは?

映画「君の膵臓をたべたい」

出典:ytjp.jp

(あらすじ)

高校時代のクラスメイトの山内桜良(やまうちさくら)の言葉をきっかけに教師となった志賀春樹(しがはるき)。

かつて春樹が通っていた高校に赴任して1年、退職を考える日々を過ごす中、学校の図書館の取り壊しが決まった。

春樹は在校していたころに図書館の蔵書をすべて整理したことがあるとのことから、図書館の取り壊しにあたり本の整理を任される。
春樹は図書館でかつて図書委員として蔵書の整理を共にした山内桜良と過ごした日々を回想する。

春樹が病院で偶然拾った1冊の「共病文庫」というタイトルの文庫本。それは、いつも笑い、元気で、表情豊かなクラスメイトの人気者である山内桜良が、膵臓の病気となり余命が数年であることを綴った日記であった。

桜良の秘密を知ったことをきっかけに春樹と桜良との交流が始まる。
誰ともかかわらずに自分の領域を守ってきた春樹は桜良の「死ぬ前にやりたいこと」に付き合うことにより、春樹は人を認める人間に、人を愛する人間になる」ように努力を始める。一方、桜良は自身の病気を知っても同様せずに「普通の毎日」を与えてくれる春樹に興味を示す。また、桜良は自分の死後、親友である滝本恭子(たきもときょうこ)と春樹が友達になってもらえるように引き合わせを画策するが・・・

春樹が再入院した桜良のもとへ駆けつけた際に「桜良が春樹のことをどう思っているのか」について語ろうとする場面があるが、秘密とされてしまう。
そして、春樹は桜良の真意を知ることなく、桜良は通り魔に刺されて亡くなってしまう。

桜良の死後12年。
図書館の整理をしていると桜良が落書きした図書カードを見つけ、桜良の手紙を発見する。そこで春樹は桜良の本当の気持ちを知り、桜良の望んでいたとおり、恭子とも友達となり、改めて人と向き合う決意を固めるのであった。

[キャスト]

志賀 春樹・・・[高校生]北村 匠海(きたむら たくみ)
[12年後]小栗 旬(おぐり しゅん)
山内 桜良・・・浜辺 美波(はまべ みなみ)
滝本 恭子・・・[高校生]大友 花恋(おおとも かれん)
[12年後]北川 景子(きたがわ けいこ)
ガム君・・・[高校生]矢元 悠馬(やもと ゆうま)
[12年後]上地 雄輔(かみじ ゆうすけ)

[考察]

 

もともと人との関わり持たずに一人で生きてきた春樹でしたが、桜良との関わりを通して少しずつ心境に変化が見られます。

当初は理由もわからずに近づいてくる桜良に不信感すら抱いていた春樹でしたが、関わりあいの中で桜良を認めるようになります。

12年後、桜良の勧めで教師となった春樹が一時は本当に教師となって良かったのか、と退職まで考えていたが、なぜそうなってしまったのか?

それは桜良との別れがあまりに唐突で春樹の中で過去の清算ができていなかったのかもしれませんね。
桜良が再入院した際に、桜良が春樹に対して真実と挑戦ゲーム(*)を申し込んだときに桜良が春樹に言いたかったことの真意を知ることができずに唐突に亡くなってしまったことが原因の一つかもしれません。

*真実と挑戦ゲーム

お互いトランプを引き、数字の大きいほうが相手に「真実か挑戦か選んでください」といい、真実を選ぶと相手の質問に真実で答えなければならず、挑戦を選ぶと相手の命令に従わなければならないゲーム。

桜良の死後、共病文庫を読み、春樹と過ごした日々が桜良視点で語られた場面でも涙があふれそうになりますが、そこでも桜良が春樹に言いたかったことは出てきません。

桜良の死後、立ち直り教師となったが、悶々とした日々を過ごしていましたが、12年後に図書館整理をしてくれた生徒の栗山君が桜良の落書き付きの図書カードを見つけたことから桜良の言いたかったことが書かれた手紙を発見します。

12年の時を経て、ついに春樹は桜良の言いたかったことを知ることになるのです。
それは、だれともかかわらないでたった一人で生きる強い春樹に憧れていた。そんな春樹に桜良の分まで心を通わせた人生を生きてほしいと願うものでした。

手紙を読み、春樹の中で再び桜良が生きたとき、春樹は退職届を破り捨て「だれかを好きになり、手をつなぎ、ハグをして、うっとおしくてもまどろっこしくても沢山の人と心を通わせて、桜良の分まで生きる」という決心をします。
その瞬間に物語が完結したなとすっきりした気持ちになります。

なお、春樹は桜良から桜良の親友である恭子と友達になるようにお願いされますが、春樹は気持ちの整理ができないまま恭子の結婚式へ返事も出せないままでいましたが、桜良の手紙をきっかけに無事に恭子と友達となることができました。

最後は「君の膵臓をたべたい」という言葉で締めくくったあと、主題歌を歌うMr.childrenの「himawari」が流れることで物語の余韻を感じながら終わることができます。

これがラブストーリーなのかといわれると少し違うように思います。
たしかに男女の想いが交錯しているようにも見えるのですが、正確には人が人を認め合い生きるということを男女の高校生を通して甘酸っぱく表現したものなのかなと感じました。

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