野ブタ。をプロデュース 8話 のあらすじ ねたばれ 真犯人の正体は?

 

ドラマ「野ブタ。をプロデュース」8話のあらすじ、ネタバレを紹介します!

[あらすじ]

ある夜、OLが酔っ払いに絡まれている現場に遭遇した修二は、傷害事件の容疑者として、交番で事情聴取を受ける。

疑いははれたものの、「信じてもらえない」という事の恐怖をしる修二。

そんな直後だけに、後日また別のケンカの現場を見てみぬ振りをしてしまう修二。

しかし翌日、そのケンカの被害者がタニだと判明し、修二は友人のタニを見殺しにした冷たい人間として、周囲のクラスメイトから避けられてしまう。

孤独になった修二は、彰や放送部で昼の顔となり人気が出始めた信子を気にして、二人との距離をとろうとする…。

自分はもう誰にも信用されない人間――、そう烙印を押されたような気がして落ち込んでいる修二に、

今まで信子に虐めを繰り返し、修二たちの作戦をことごとく邪魔をしてきた真犯人が接近する…。

[ネタバレ]

「え?友達?親友てこと?うーん。三人ってことかな?」桐谷悟(宇梶剛士)が電話の向こうの妻・伸子(深浦加奈子)に答え、息子達を電話口に出す。

「4人かな。今ちょっとビミョウなんだよね。」

兄・修二(亀梨和也)と同じように前髪を結わいた弟・浩二(中島裕翔)、指折り数え、5人目で少し考えながら答える。修二が電話口に呼ばれる。

「あんた友達何人?」「いや別に何人って。」
「え?ひょっとしていないの?」「いや、いるよ!」

「だから何人?」「え…」「あ、早くして!電話切れちゃうから何人?」「あーじゃ、じゃ、二人!」ガチャリ、と電話が切れた。

「何の電話だよ…。」「お前友達二人いるんだ。」と父。

「あ!あの、うちに泊まりに来た面白い人は?」「あの空手の強いやつ!」『アチョー!』彰(山下智久)、空手ポーズ!

「いやあれは、あいつは違うよ。」「もう一人は?」

「あのキーホルダーの?」『野ブタ。パワー、注入!』信子(堀北真希)のおまじないポーズ!「野ブタ。!!」寝る前に浩二が修二に聞く。

「ねえ野ブタ。ってさ、兄ちゃんの友達?」

「お前が野ブタ。っとか言うな。」「友達でしょ?友達でしょー?」『人にさ、人に嫌われるのって、怖いよな。』『大丈夫。誰も、嫌いになったり、しないから。』

信子に背後から抱きしめられたことを思い出し、自分の両手で肩を抱きしめてみる修二。

「野ブタ。はあの日以来、俺のことを避け続けている。」

 

「野ブタ。…」修二はそう呟き、布団を頭まですっぽりかぶった。

通学途中、背後に修二を見つけたとたん駆け出す信子。その後を追いかける修二だが、信子、逃げ切る!「ずーっとこのままっていう訳にはいかないと思うんだけど…。」

後ろを振り返りながら廊下を歩く信子。

信子を待ち伏せする修二は、「野ブタ。、野ブタ。!」と声をかけ手招きする。信子は振り返り修二の姿を見ると、慌てて歩き出す。逃げる野ブタ。!追う修二!

信子が教室に逃げ込むと、修二は追うのを諦めた。

「つまり…教室で捕まえるしかないってことか。」修二は真っ直ぐ信子の席へと歩き出す。「ヤッベー!みんな見てるよ。」「あのさ、」
慌てて逃げようとする信子の腕を修二が掴み引っ張っていく。

「あ、ちょっとわりぃ!頼みごとがあってさ。少し手伝って欲しいんだ。キャサリンとか、おは四メートル!」友達に挨拶をしながら、修二は信子を教室から引っ張り出し、

「おは新記録…」(集中力?ちょっと聞き取れませんでした。)「キャサリンがさ!」クラスメートに言い訳しながら信子の手を引き廊下を駆けていく。

=屋上=

「野ブタ。のプロデュース、再開するから。それだけが、言いたかっただけだから。」

「もう、プロデュースはいい。」「何で?」

「だって、私、あんなこと…」「あ…あれでしょ。あの、あのー、
俺をさ、励ましてくれたわけで、しょ?」信子が頷く。

「それじゃ、それじゃあ、ありがとう。」修二が頭を下げる。「じゃあこれでおしまいね!」「お…怒って、ない?」「なんで?なんで?」

「だって…わ、わたし…あんな、非常識なこと…」

「いや、いやいやいやいや。俺も悪かったんだよ。ぶっちゃけ、どういう風にリアクション取ったらいいのかわかんなかったし。

あ、ていうか俺、あの、慰めてもらうように、出来てないんだよね。俺って。」

「まり子さん…あの日、誰かに慰めてもらえたのかな。」

「…」「誰だって、寂しいのは嫌だよね。」
「そっか。お前…誰よりも寂しいの知ってんだもんな。」

「出来れば、一人残らず幸せになってほしい。」「いや…そりゃ、無理だろう。」「…」夕暮れ時の屋上に3人が集まる。

「俺たち3人は、また集まることになった。」

「じゃ、3人の再結成を祝って!」くす球を飾り付ける彰。「これってさ、お前が作ったの?」「ああ。」「すげーな、お前。」「じゃ、3人で引っ張っか!

せー、野ブタ!カッハッハ!すいませーん。せーの!」彰が合図をし、3人一緒にくす球の紐を引く!くす球は…開かずに落ちた!ボールは空高く跳ね上がり、バウンドを繰り返して屋上から下に
落ちてしまった。「思えばこの時のくす球は、これからあとの、俺のようだった。落ちていく俺を、誰も止めることは出来なかった。」地面に落ちたくす球が開き、『野ぶたをプロデュース再開』と書かれた幕が

顔を覗かせる。

 

紙ふぶきが空しく地面に広がっていった。「あーあ。あーららこらら。」「幸先悪いよ。」と修二。「もう一個、作って。」と信子。

「な!作れよ。」と修二。「じゃ、じゃんけん行くよ。最初はグー!」

「俺自身、何も出来ずに、落ちていった…。」ある日修二はOLが酔っ払いに絡まれている現場に遭遇する。修二が助けようとした時、OLは酔っ払いにパンチ!その瞬間を見ていなかった修二は男性に「暴力はいけません!」と言うと

男性から殴られてしまう。女性が男性を蹴る。それをまた見逃した修二は男性に「暴力はやめましょう」と言い2人はもみ合いに。そこへ警官がやって来て、傷害事件の容疑者として、交番で事情聴取を受けるハメに。

女性はヒールを脱いで持ち、そこから走り去っていった。「僕本当に殴ってないんですよ。信じて下さい!」「みんなそれ言うのよ。信じて下さい。」「だって僕本当に、あの、通りがかっただけなんです。」

「だからー!それもみんな言うんだよね。」警官は人に呼ばれて席を外すと修二は呟く。「終わった…俺の人生完璧に終わったわ…。」すると交番にいた男性が声をかけてくる。「おいニイちゃん。
俺は町内会の会長や。世の中っちゅうのはな、ホンマかどうかなんてどうでもええんよ。信じてもらえる男か、信じてもらえへん男かそのどっちかや。それにな、ニイちゃん。どん底に落ちても人生終りとちゃうぞ。

落ちても人生続くぞ!人生はなかなか

終わってくれんど!おぅ。」そこへ、ゴーヨク堂の店主・デルフィーヌ(忌野清志郎)がリヤカーに『配達中にて候』と書かれた幟を差して通りがかる。会長が飛び出していく。

「あ!!アニキ!!アニキじゃないっすか。ヒロシです。ご無沙汰しております!!」「おう、おう。これ、持ってきた。」デルフィーヌが『ローリング人生ROLLING JINSEI』と本を手渡す。

『特集 回り続けるとバターになる!転落するも良し!』「オッス。いただきます!」「アーユー・ハッピー?」「アイ・アム・ハッピーです!」修二が顔を出すと、デルフィーヌが「ハッピー?」と聞く。「ハッピー。」

デルフィーヌのリヤカーを押してあるく修二。「人に信じてもらえないのって、スゲー恐怖。目撃者が出てきてくれたから良かったけど、もしそうじゃなかったら…俺…今頃まだあそこで…。」

「生きていれば、最悪の日もある。されど、最高の日もある。それが人生!」修二の自転車に乗りながらデルフィーヌがそう言った。『ランチタイム生放送企画案募集!』信子は放送室の壁にポスターを張る。

「これがもし採用されたら、野ブタ。がレポーターやるわけ?」「うん。」「マジで?すげーチャンスじゃん! おいお前もちょっと何か考えろよ。」修二が彰に言う。「私はもう放送部員じゃない!ホホホホホ。」

「ホホホホホじゃねーよ。何かねーかな…。だってもしその企画が通れば、墨高のお昼の顔になるわけだぞ、野ブタ。が!」「お!墨高の、みのさん、髪切った?」「いやそれ、タモさんだろ?」

「ケアレスミス!」「いや、ケアレスミスとかじゃないから。みのさんとかじゃなくてさ、どう?これ、ヨネスケ!」『突撃飯』という文字と野ブタ。のキャラクターが両サイドに描かれた
大きなしゃもじを手に、レポーター信子がカメラの前に立つ。

「こんにちは。『それいけ小谷・突撃飯』、の、時間です。第一弾はヨコヤマ先生の、お弁当を、突撃したいと、思います。」
教室のドアを開けると教師達が弁当を広げている。信子は横山(岡田義徳)にマイクを向ける。「今日はヤバい。今日はヤバいから、やめて!」弁当に蓋をする横山。「すみません!」信子が蓋を開ける。

海苔で『スキ』と書かれたお弁当。テレビを見ている生徒たちは大笑い。

「これは、どなたが作られたんですか?」「自分で書きました。」信子はマイお箸で味見。「う……」箸を落とす信子。

「どうした?」横山が聞く。「まずい!」『まずい NO』野ブタ。のイラスト入りのしゃもじをカメラに向ける信子。クラス中、大うけ。

次のターゲットはセバスチャン(木村祐一)。
「いただいても、いいですか?」「どうぞどうぞ。」「う、、、まずい!」クラス中、大笑い。

修二も満足そうにテレビを見つめた。彰の部屋に集まる3人。

信子は『豆乳だっちゃ』とボトルに書かれた豆乳を飲み、

「あー…。まずい!」「バカヤロウ!」と彰。「いやでもまずいって笑えるよな。」「笑えねーよ。」「他にさ、決め台詞みたいの作んない?」「なんか、終わる時に閉めるとか。」と信子。

「〆の言葉か…。 何だろうな。たとえば、明日もみてね、とか?」と修二。「明日も…見て(Vサイン)だっ(Vサイン)ちゃ!(キツネ)コン!(キツネ)」彰がポーズを考える。「…いやでも野ブタ。がやるんだからもっとゴツゴツした方がいいよな。」

「明日もー。見てだっちゃ!コノヤロ!バカヤロ!コンだろ、そこ普通!」面白そう、と自分突っ込みの芸を信子に教え込む2人。修二が信子に触れると「バカヤロー!触っ…バカヤロー!」と妬く彰だが3人は楽しそうにポーズを考えた。
ある日修二は歩道橋で人が男たちに絡まれるのを目撃する。自転車を降り、助けに行こうとする修二だったが、酔っ払いに絡まれた女性を助けようとして、自分が疑われたことを思い出す。「…捕まると、ろくな事ねーもんな。」

修二は見てみぬ振りをしてしまう。「修二…」立ち去る修二の姿に気づく被害者。殴られているのは、修二の友達のタニ(大東俊介)だった!昼休み、まり子が迎えに来ないことを友達に聞かれた修二、

「あ、今日は俺が迎えに行ってあげようと思って。」とごまかす。「バイセコー!」「バイバイセコー!」いつもの挨拶を交わし教室を出ていく。「ねえ、今日タニいなかったっけ?」

美咲(田島穂奈美)と奈美(亜希子)が声を揃えて男子達に聞く。

「うん。タニ休むなんて珍しいよね。」と男子達。修二は非常階段に誰も人がいないことを確認し、パンをかじる。その頃まり子(戸田恵梨香)は、家庭科室で一人お弁当を広げていた。

修二の分を窓際に置いて…。そこへ彰が修二を探しにやって来た。

「ね、修二は?」まり子の前に座る彰。まり子は修二の分のお弁当を彰の前に置く。

「な、何?これ。」「お弁当。食べて。」

「ほんとに?食べていいの?」「うん。どうぞ!」彰はイチイチ大感激しながら、お弁当を食べる。「う……美味い!夢のようだね。」彰の喜ぶ顔にまり子も微笑む。

「修二は?」まり子の顔から笑みがすっと消え、黙り込む。そこへ、突撃隊がやって来た。

まり子と彰の2ショットに信子は驚き、取材をやめようとするが、放送部員に阻止され仕方なく彰を隠しながら放送を続ける。

「今日は、2年A組の、上原、上原まり子さんのお弁当に 突撃したい、と思います。」

テレビに映るまり子と彰の2ショットにクラスも驚く。「修二…まり子と弁当食ってねーじゃん!」「まり子ちゃんと食ってるの誰?」

「コン!」信子の背後から顔を出す彰。

「草野ー!?」クラスは大騒ぎ。そこへ修二が戻ってきた。みんなに注目され「なに、どうしたの?」と聞く修二。

「まり子ちゃんの弁当、美味かった?」ヨシダ(石井智也)が修二に聞く。
「チョー美味かったよ!エビ団子!」ヨシダがテレビを指差す。テレビに映る彰とまり子の姿に愕然とする修二。「エビ団子ねー。桐谷ってすっげー嘘つきじゃん。」バンドーグループの女子達が笑う。

修二はただテレビを見つめ…。会議室からヨコヤマとタニが出てきた。

腕を包帯で吊り、額にも絆創膏。「何かあったら言えよ。」ヨコヤマの言葉にタニは「はい。」と俯いたまま答えた。

タニが他校の生徒に昨日絡まれた!そのニュースはあっという間に校内を駆け巡る。タニが教室に着くと駆け寄る生徒たち。「タニ、大丈夫?」「今聞いた!」「かわいそう!」「全然見た目より、たいしたことないから。」タニが答える。

「誰にやられたんだよ?」「知らねーやつ。」さっきからタニはじっと修二のことを見つめている。「なんだよ、それ。」「大丈夫?」みんながタニの視線をたどり、グループの一番後ろにいる修二を見る。
「…大丈夫?」タニは無言のまま修二を見つめる。彰も信子も心配そうに様子を見守っていた。修二とタニがトイレで会話する。

「なんか、手、不自由そうだな。あ、もし困ったことがあったら、何でも言って。」

手を洗いながら修二が言う。「気付いてたんだろ?俺だって。」

「え?」「俺が絡まれてる時、目ー合ったよな、お前と。」

「え?何の話?…!!もしかして、あの時のケンカお前だったの?」

「ひでーよな。友達がやられてるのに見てみぬフリだもんな。」

「いや違うって。ホントに気付かなかったんだって。」

「あり得ねーって。こっち見てたし。」「ほんと顔とか全然見えなくてさ。」

「お前ほんと口うめーからさ、そうやって何とか俺をごまかそうと思ってるのかもしれねーけどさ、
お前ってそういうヤツだったんだよな!」

タニはそう言い捨てトイレを出ていく。「いや、ちょっと待てって!なぁ。」慌ててタニを追う修二。「聞いた?」トイレの個室からデスティニーの二人が出て顔を見合わせた。

「ほんとなんだって!信じて!…」『みーんなそう言うのよ。信じて下さいって。』

警官の言葉を思い出す修二は、それ以上タニを追うことが出来ず、悲しげにタニの背中を見送った。
それから修二はクラスで孤立してしまう。

「じゃあ修二、見てても助けなかったってこと?」とちえ。「そんな話だ。」とデスティニー。「許せん!」とブンタ。「はい!」と矢沢。

「警察ぐらい呼ばない?普通。」「だよねー、呼ぶよねー。」美咲と奈美も噂する。

一人教室を出ていく修二をヨシダが追いかける。「修二。お前本当にタニのこと見殺しにしたのか?」修二は何も答えず立ち去った。

「何とか言えよ!」信子と彰が心配そうに修二の背中を見つめる。

修二が自転車を出していると、信子と彰がやって来た。「一緒に帰ろうだっちゃ!フリフリ!」彰が修二を笑わせようとする。だが修二は無言で二人の前から立ち去った。
「修二のやつがそんなことをするなんて…。」クラスメートが噂するところへ、修二が登校してきた。「…おはよ。」修二が挨拶しても誰も答えてくれなかった。「桐谷君って、見かけとは全然違う人だったんだね。」

蒼井かすみ(柊 瑠美)が信子に言う。彰が心配そうに孤立してしまった修二を見つめた。非常階段で落ち込む修二を見つめるまり子。まり子は修二には声をかけず、修二の為に作ったお弁当を置いていった。それに気付いた修二は…。

修二は屋上に行き、信子と彰に言う。「俺にさ、今後一切話しかけるんじゃねーぞ。な。…じゃあな。」そう言い、立ち去る修二に、彰と信子は揃って付いていく。「何で?」彰が修二の肩を掴んで引き止める。
「いやお前らもさ、俺みたいに思われちゃ困るし。あ、とくに野ブタ。とかさ。最近人気出てきたんだから。絶対話しかけるんじゃねーぞ。」

修二が歩き出すと二人は付いていきながら話しかける。

「お前本当はさ、やられてたのタニってわかんなかったんじゃないの?だったらそのことちゃんとみんなに言った方がいいんじゃないの?って思うんじゃないの?」

「言ったってムダなんだよ。
どうせ今言ったって、ただの言い訳にしか聞こえねーんだし。」

「でも、このままじゃ。」と信子。「…もう、言葉が通じねーんだよ。俺の言葉は、もう誰にも届かない。信じてもらえないってさ、こういうことだったんだな。」修二はそう言い行ってしまった。

修二は公園を歩き回るハトの群れをしばらく見つめたあと、小石を拾い、ハトの群れに投げつけた。ハトが一斉に空へ飛んで行く。その様子をビデオで撮影している者がいた。修二の顔をアップで映し、冷たく笑う少女。

人の気配を感じた修二が振り返ると、少女は慌てて逃げ出す。そのあとを追う修二。修二が追いつくと…それはカスミだった。「蒼井…。お前何撮ってんだよ。」

「桐谷修二君が、ハトに八つ当たりしているところ。動物苛めちゃいけないんだよ。」

悪びれた様子も無くそう言い、カスミは歩き出す。「は?ちょ、何でそんなの撮ってんの?」「桐谷君の成長記録、撮ってあげてんの。」「記録って…。じゃ、何?他にも何か、撮ったりしてんの?」「もちろん!

桐谷君が、野ブタ。をプロデュースするって宣言してから、ずっと。いっぱい溜まったから、今度見せてあげるね。」「お前なんでそんなこと知ってんの!?」驚く修二。カスミが微笑む。「何だよ、お前…。」

「小谷さんの、友達?」「小谷って…。」机に『死ね』と落書きされたこと。

お化け屋敷を壊れたこと。校庭の誕生日ケーキをメチャメチャにされたこと。ビデオテープを切り刻まれたこと。

「もしかして…あの嫌がらせ…」「うん!そう。私がやったの。今度のは、これにしようかと思ってるの。」カスミが修二に写真を見せる。信子が公園で修二を抱きしめた写真だった。

「あーあ。草野君、ショック受けちゃうね。」

「……」「びっくりしてんの?」カスミが笑う。「何で…」「何で? 何でこんなことするんだって聞きたいわけ?

それは、桐谷君が、小谷さんをプロデュースする理由と、多分一緒だと思うよ。影に隠れて、全然関係ありませんって顔してさ、

自分の力で、人を変えていくのって、面白いよね。ね?」不気味な笑みを浮かべるカスミ。「じゃ、また明日。」カスミはそう言い帰っていった。呆然と立ち尽くす修二…。

=桐谷家=

「Little pigs bring good luck.小さなブタが幸運を運んでくる。やっぱりこれ、お守りだよ。」

「お守り?」浩二が言う。母親が送ってきてくれたチリのお土産らしい。

「この前電話で聞いてきたじゃない。 友達何人いるかーって。」

「ああ。」「お兄ちゃんの友達、二人でしょ?だからお兄ちゃんのも入れて、3つね。」「これどうやって使うの?」「友情に効くみたいなんだよね。多分友達にあげるんじゃないの?友情の証としてさ。」

「友情の証…。」「お互いこれ持ってたら、変わらぬ友情が育まれるってことじゃないの?」「これさ、いつまで効くのかな。」浩二が聞く。「そりゃ、一生もんでしょう。」「一生!?じゃあ、渡すのやめようかな…。」

「何、一生じゃ嫌なの?」と父。「うん…。」部屋に戻った修二は、机に3つの子豚を並べてみる。そして、カスミが渡した写真を見つめ・・・。子豚を一つ倒してみたあと、修二は頭を抱えて悩んだ。

カスミは信子と手をつなぐように歩き、修二の前で立ち止まる。「お、お早う。」何も知らない信子は修二に挨拶する。「…」修二は信子には答えず、カスミに視線をやる。意味深な笑みを浮かべるカスミ。2人は修二を置いて歩き出した。

休み時間、教室で一人ポツンと座る修二。「なんかさ、またもんじゃ食べたくない?いちごミルク知ってる?」カスミが信子に話しかけながら教室に入ってくる。修二は全神経を二人に集中させていた。

カスミをプールに呼び出す修二。「何?話って」「どうしたら、止めてくれんの?」「止めるって?」写真を見せる修二。「止めるのって、それだけでいいの?」「小谷から、何も言わずに離れてほしい。」

「やっぱり?それだよね。桐谷君の弱点は小谷さんと、草野君だもんね。」「小谷にとって、お前が初めての友達なんだよ。だから、本当のこと知ったらあいつさ、」「心配だよね。」

「あいつさ、子供の頃からスゲー、傷ついてきたんだよ。なのに、何でこれ以上傷つかなきゃなんねーんだよ。」カスミが笑い出す。「絶対に言わないでほしい。」「さあ。」「頼むから、言わないでくれ。」

「大丈夫。まだ言わないから。もっと仲良くなってから言うの。小谷さんには、自殺したくなるくらい、絶望してもらうつもりだから。」カスミがそう言い笑う。「は?ちょっとお前何考えてるんだよ!」カスミに掴みかかる修二。

カスミは修二に微笑んだあと、「いやぁ!やめて!やめて!離して!」と騒ぎ出す。そこへ彰と信子がやって来た。「ちょっとダメだっちゃ。修二。このお手々、メ!メ!メ!」彰に言われて修二が手を離すと、カスミは信子に逃げ込む。

「桐谷君…怖いよ。」そう言い泣くまねをする。他の生徒たちも集まってきた。修二はあの写真を丸めて隠した。信子の肩に隠れて微笑むカスミ…。「桐谷君が…お化け屋敷壊したの、お前だろうって。

私何もしてないのに。」教室でみんなが聞いている前で、カスミは泣きながら信子に訴える。屋上で彰は修二に語りかける。

「女の子に手を挙げるのはよくないのよーん。パン!な、お前のことだから何か訳があったと思うけど。」

「お前さ…俺のこと信じてくれる?」「もち!信じるよ。」「何があっても?」「何があっても!約束!」「いや、約束や止めとくよ。」

「何で?」「でもさ、…もし信じてくれてて、俺の言葉が、まだ届くんなら、話したいことがあるんだ。」
「今話せ!」「俺さ、ちょっと、頭の中がごちゃごちゃしちゃって。整理できるまで待ってくれねーかな。」「なんかよくわかんねーけど、わかった!俺たちずっと親友ばい。ばいばい。」修二はカスミが渡した信子との2ショット写真をぎゅっと握りつぶした。

校舎を出ると信子が立っていた。「蒼井さんが、お化け屋敷壊したって、本当?」「誰が言ったのそんなこと。」「蒼井さんが、そう言われたって。」「俺に?」信子が頷く。

「言ってないよ。
蒼井が、そんなことするわけないじゃん。お前の、友達なんだしさ。」

修二は信子に笑顔を見せ、そして歩き出した。

そこへカスミがやって来た。「小谷さん。」信子はカスミを見たあと、修二の方を振り返り…
彰の下駄箱に封筒が入れられていた。

「イエス!」歩きながら封筒を開けてみる彰。「うぇ!彰、ショーーーック!」その場に座り込む彰。それは、修二と信子の公園での写真だった。彰は写真の信子にそっと触れ…。

美術室で野ブタ。キーホルダーに触れる信子。人の気配に思わず隠れる。ドラキュラのコスチュームを着た校長先生とキャサリンだ。「他の格好ないの?」校長が言う。「いいじゃないですか。吸血鬼!は!そこにいるのは誰?」

信子が姿を見せる。「ハハハハハ。見たなー。」校長とキャサリンは信子にマジックショーを披露する。「どう?ネタばれてない?」「大丈夫です。」キャサリンに聞かれ信子が答える。「もう、着替えてもいいかな?」と校長。

「もうちょっと練習しましょうよ。」「普通の格好でいいでしょう、もう。」校長はそう言い部屋を出ていった。「あの…何なんですか?これ。」信子がキャサリンに聞く。「忘年会の、出し物。
吸血鬼ってさぁ、本当にいるのかしらね。」「いないと、思います。」「いるわけないか。でもさ、地球上に、一人でも信じる人がいれば、吸血鬼は、いるような気がする。本当だから信じるんじゃなくて、

信じるから本当になるっていうの、わかる?誰も信じなくなったその日、吸血鬼は本当に、この世から消えてしまうんじゃないかしら。」スポンジボールを掌に隠すキャサリン。「どっち?どっち?」
「右手に、握ってるの見えたけど。」「だーかーらー、どっち?信じた方を言えばいいのよー。本当のことなんて、誰もわかんないの!だったら信じたい方を、選ぶしかないでしょう?」「信じたい方…。」

修二とカスミ…。信じたい方…。信子は、少し迷って、自分の信じた右手を指差す。キャサリンがそっと掌を開くと、赤いスポンジボールがそこにあった。「大当たりー!コンコン!」キャサリンが笑った。信子の表情が久しぶりに和らいだ。

人の流れをボーっと見つめる修二…。豆腐屋に帰った彰は、大きなため息。「どうした?・・・何?」店主・平山一平(高橋克実)が聞く。「見たくないもの、見た。」「で?」「見なかったことに、し、したい。」

「ああ、なるほどね。」「そんなの、無理、だ、よな?」「出来るよ!」明るく答える平山。
彰が写真を取り出す。「こんなんで見なかったことに出来んの?」「あ。うちじゃ代々このぬかみそん中に、見たくなかったものを入れて封印しちゃうの。で、見なかったことにしちゃうわけ。お前にも、ぬかみそ分けてやるから、

こん中に、何でも入れちまいな。」平山は壷にぬかみそを取り分け、修二に渡す。「まあ何十年かして取り出したら、その時は必ず笑って見れるからよ。」彰はあの写真をぬかみその中に押し込んだ。「ほんとに笑えんの?」

「笑えるさ。」彰は壷に蓋をし、見たくないものを封印し、手を合わせた。登校する修二を、好奇の目で見つめる生徒たち。「どん底に落ちても、人生は、終わらない。言われたとおり、人生は、なかなか終わりそうもない。」

「おはよう。」教室で修二が挨拶しても、みんなは無視したままだった。「それでも俺は、生きていかなきゃなんないんだ。」昼休み、野ブタ。の突撃飯が放送される。生徒たちの評判は良く、みんな夢中になってテレビを見つめる。

「ゴーヨク堂いわく、生きていりゃ、最悪の日もある。されど、最高の日も、ある。今の俺に、本当に、最高の日なんて、来るんだろうか。」放課後、一人寂しく帰ろうとする修二の手を信子が掴む。
彰も修二の元にやって来た。みんなが見つめる中、信子が彰と修二に紐を渡し、なにやら結び始める。修二も同じように紐を結ぶ。二人の紐を受け取る信子。「信じれば、どんなことも、解決できる。

一緒に、信じて下さい。」信子はそう言い、修二に3本の紐を持たせる。「野ブタ。パワー、注入!」「注入!」彰が続く。信子が修二の両手を広げると、赤、青、黄色の3本の紐は1つにつながっていた。

彰が笑顔で拍手を送る。修二も微笑み、信子を見た。信子も微笑む。「修二君!一緒に帰ろうだっちゃ!」「おぅ。」彰は修二と信子の肩を抱き教室を出ていった。修二が振り返ると、カスミが厳しい表情で見つめていた。修二は前を向き、彰、信子と微笑みながら歩く。

=屋上=
「野ブタ。パワー、注入!コン!」「コン!」信子が続く。

修二がそっと微笑んだ。「誰にも、信じてもらえなくていい。ただ、こいつらにだけは、信じてもらいたい。今も、この先も、ずっと。」

彰の部屋の棚の上には、あの壷があった。赤いテープできっちりと閉められ、その上に『封印』と書かれていた。修二の机の上には、3匹の子豚の置物が仲良く並んで置いてあった。

 

以上、ドラマ「野ブタ。をプロデュース」8話のあらすじ、ネタバレの紹介でした!

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