ドラマ「コウノドリ(シーズン2)」第3話のあらすじ・ネタバレまとめました!
【コウノドリ2 第3話あらすじ・ネタバレ】
佐野彩加の赤ちゃん・みなみの心室中隔欠損は穴が小さくなっており、このままなら手術をしなくてもいい状態までよくなっていた。
しかし、診察している間にも、保育園を探している事や自分の仕事復帰の話をして、赤ちゃんに向き会おうとしない彩加を見て、白川(坂口健太郎)は違和感を感じていた。
さらに、サクラと小松(吉田羊)は偶然にも診察のあとの彩加と出くわすが。
小松は、よかったら産科にも顔を出していないかと誘うが、産科の診断はすでに終えているので大丈夫ですと、彩加は断る。
そんな彩加の姿を見て、サクラはある妊婦の姿と重ね合わせていた……
カンファレンスで彩加の事が問題となり、彼女は「産後うつ」の可能性があると議論される。
「産後うつ」は産科医の専門分野ではなく、立派なうつ状態。
自分たちが出来るのは精神科医に診てもらうように誘導する事だ。
四宮(星野源)はそう告げるが、小松や白川は彩加の事が気にかかっていた。
そんな頃、自分が立ち上げたプロジェクトが心配で、彩加は来週から会社に戻る予定でいた。
ところが、みなみを入れる保育園を自宅で電話しながら探していたが、中々見つからない。
赤ちゃんがワーワー泣いていてもあやそうともせず、部屋は散らかり放題でしかも掃除もしないので衛生的にも問題があった。
その後、検診日ではないが、無痛分娩を予定している山崎麗子がサクラの元を訪れる。
「先生、私、火事見ちゃったんですー!」3軒隣のアパートが火事になってそれを見てしまった。
祖母から、妊婦が火事を見たら痣のある赤ちゃんが産まれると聞いた。
昨夜はその事が心配になり、眠れなかったと麗子はいう。
「それ、迷信ですー!火事を見たことよりも、睡眠不足の方が心配ですー!赤ちゃんにもよくないですから~」
何かあったらいつでも来てくださいねと、サクラは優しく声を掛ける。
数日後、検診日にやってきた麗子は4枚重ねの厚着をしてやって来る。
母親から妊婦は身体を冷やしてはいけないと言われたらしく、飲み物も「白湯」しか飲まないと豪語する。
「何事もやりすぎは良くないですよ~」
何でもかんでも周りの意見に左右されてしまう麗子だが、サクラは正しい知識を彼女のために伝えてあげる。厚着のせいで大量に汗をかくのは心臓にもよくない。
妊娠中は血液の量も増えて必要な水分も増える。
「白湯ではなく、水は常温でいいのでしっかり飲んで下さい」サクラはアドバイスするが、
「先生、お腹がバーンと前に出ているので、男の子だと分かっちゃったんですよ~」
母親がそう言っていたと麗子が得意げにいうと、サクラは苦笑いする。
彩加の夫・康孝(ナオト・インティライミ)が仕事を終えて自宅に帰ってくると、赤ちゃんのみなみがワーワー泣いている。
それでも構わず、彩加は保育園を探す手をやめようとしない。
そんな彼女を見て「そんなに焦らなくても、まだ復帰しなくてもいんじゃないの」と康孝は言うが。
「何言ってるのよー!早く戻らないと今のポジションがなくなっちゃうのよー!」
彩加の頭の中は仕事の事しかなく、毎日イライラしている。
出産して変わってしまった彩加を見て、このままじゃ俺がしんどいよと康孝もストレスが溜まるばかりだ。
そんな中、ワーワー泣いているみなみの様子が何かいつもと違い、苦しんでいる。
異変を察知した康孝は、彩加と一緒にみなみを病院に連れていく。
軽い気管支炎で、心疾患のある赤ちゃんは少しの風邪でも重症化する事がある。
しばらく経過観察して様子を見ながら対処しますと白川は告げる。
廊下で彩加を見かけた小松は、自分のラインのIDをメモした紙を渡す。
「何か不安な事があったら、いつでも連絡していいから」小松はメモを彩加に押し付けるが、その様子を新生児科の部長・今橋(大森南朋)が見ていた….
個人的な連絡先を教えるのは禁止されている。
それは、やり取りする中で、何か問題が起きたらカバー出来ないからだ。
彩加に声を掛けても、いつも大丈夫ですからしか言わずその事が小松には気にかかっていたので、発作的にしてしまった。
「私は、今苦しんでいるお母さんがいるのにほっとけません」小松は自分の想いを告げる。
「1日に何人も妊婦さんを見る中で、心療内科みたいな事をするんですか」四宮は小松を批判する。
でも、話を聞くだけでも、楽になってくれるお母さんがいるかも知れない。
手遅れになる前に何か出来ることがしたい。
サクラも小松と同じ想いを抱いているが、産後うつは非常に難しい問題をはらんでいる。
感情の赴くままに患者さんの心に踏み込んで行っても、逆にそれが彼女たちを追い詰めてしまう事もある。
サクラは三浦芽美(松本穂香)の事を思い出し、もう彼女のような人を作りたくないと思っていた。
彼女はサクラが主治医で診ていた妊婦で、出産したあとは幸せな日々を綴った手紙を送って来たが…。
その後、産後うつになり、自宅のマンションのベランダから飛び降りて命を絶っていた。
あの時、彼女に何か不安な事はないですかと聞いても、彼女は大丈夫ですしか言わなかった。
あの時、もっと自分に勇気があって、親身になって言葉を掛けていれば…。
メディカルソーシャルワーカーの向井(江口のり子)は、
家庭ではどんな状況なのか知るために彩加の夫・康孝に電話するが、出張中なのでしばらくは無理ですと言われてしまう。
その後も、彩加は保育園が決まらず、部屋は相変わらず散らかり放題、しかもみなみもワーワー泣き叫んでいた。
そんな中、会社の後輩からメールが来て、赤ちゃんも見たいので一度お邪魔してもいいですかと告げてくる。
一方、出産を間近に控えた麗子がサクラの元へきて、無痛分娩を辞めたいと言ってくる。
無痛分娩で産むのは赤ちゃんより自分の事が大切で、楽して産むから母乳も出ないし、自然分娩で産んだ母親の愛情にはかなわないから可哀想だ。またしても、友達からそう言わてその気になってしまった麗子に、サクラは頭を抱える。
「妊娠出産は一人一人違います。自然分娩の人や自分から希望して無痛分娩の人もいます。」
正直どちらでもいいのだが、麗子の場合は心臓疾患合併なので、母体に負担がかかると赤ちゃんにも負担がかる。
「僕は産科医として、お友達のデタラメ話のせいで、二つの命を危険にさらす事は出来ません」
無事に出産を終わらせる、それが僕らの仕事なんです。サクラは丁寧に説明して麗子を納得させる。
その後、麗子は麻酔を掛けて行う無痛分娩で、元気な女の子を出産する。
そんな頃、彩加は会社の後輩を自宅に呼んでいた。
彩加が一番気になるプロジェクトは、部長の指示で全面的に見直しとなり、リーダーは彩加ではなく他の人に決まっていた。
「安心して赤ちゃん育てて下さいね。」後輩から言われるが、ショックで呆然となった彩加の耳には届いていない。
その夜、病院の受付に赤ちゃんを置き去りにし、彩加は突然いなくなる。
サクラは彩加を探すが見つからず、彩加と三浦芽美の姿が重なると、まさか…..病院の屋上へ急いで向かうと、飛び降りようとしている彩加を発見するが、その近くには四宮の姿が!
「何をしているんだー!」四宮は声を掛ける。
「もう、どうでもいんです。私は誰にも必要とされていないんですー!先生には、私の気持ちなんか分からないでしょー!」彩加は、今まさに飛び降りようとしている。
「あなたの言う通りです、俺にあなたの気持ちは分からない!だから、今あなたを引き止めているのは、俺のワガママです!」
まだ治療の道がある患者を放って置くことは出来ないと、四宮は告げる。
「治療ー?!」彩加は振り向いて四宮を見つめる。「治療です。治りますー!」
四宮は少しだけ僕の話を聞いて下さいと言うと、彩加に手を差し伸べてくる。
彩加はその手を握り返して、四宮に心を開いてくる。
彩加が診察室に戻ってくると、小松は彼女を抱きしめ「何も出来なくてゴメンネ」と涙する。
「あなたは今、産後うつにかかっている可能性が高いです。」
「あなたに今一番必要なのは、キチンとした知識を持った専門医の助けです。」四宮は告げる。
産後はホルモンのバランスが崩れ、そこに慣れない子育てが重なって、精神や体調のバランスを崩す人は少なくない。
そんな中、夫の康孝も出張先から駆けつけ、夫婦は二人で一つだと言うが、四宮が反論する。
「人間は二人で一つになんかなれない、亡くなるまで一人だよー!たとえ夫婦でも、別々の人間だからお互いを尊重しあうんだ」
「それで、初めて助け合えるんだよ。」四宮は二人に向かって言い放す。
その後、四宮が精神科の予約を取り、彩加はそこでケアしながら産後うつに立ち向かっていく事になる。「他の人の力を頼るのは決して駄目なことではない。」
小松は、地域の子育て支援センターも紹介し、そこでは子育て相談もしているので利用して欲しいと告げる。数日後、新生児科の部長・今橋(大森南朋)の案で、サクラによる院内コンサートが開かれる。
子育て中は外には中々出れず、音楽を聴く余裕も持てない人も多いので、少しでも癒されて欲しいという想いでの企画だった。
無痛分娩で出産した麗子とその夫や、彩加と康孝も子供をあやしながら、サクラが弾くピアノに聴き惚れていた。
その後のある日、切迫早産で入院している妊婦が妊娠高血圧症候群になり、緊急カイザー(帝王切開)になる事態が発生する
。研修医の赤西(宮沢氷魚)が、血圧が180もあるにも関わらず報告しなかった事が原因。
内科ではそれくらいの高血圧患者はいるので、彼は様子を見れば大丈夫だろうと思っていた。
だが、妊婦ではそうはいかない事を赤西は知らず、四宮からもう産科には来るなと怒鳴られる。
以上、ドラマ「コウノドリ(シーズン2)」第3話のあらすじ・ネタバレの紹介でした!
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