朝ドラ「エール」第58話 たもつとめぐみのなれそめ あらすじ・ネタバレ

 

ドラマ「エール」第58話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!

[あらすじ]

喫茶「バンブー」の二人、保(野間口徹)と恵(仲里依紗)の物語。10年ほど前、保は亡き両親の跡をついで、神田で古本屋を営んでいた。人付き合いが苦手、外にも出たがらない
保だったが、ある日客として店を訪れた恵と話をしてから、彼女がやって来る木曜日を心待ちにするようになる。お店の常連客、木下(井上順)が連れてきた親戚の子が、実は幼い
久志(山口太幹)で、ある重要な役割を果たしたことが明かされる!

[ネタバレ]

「あの…今更なんですけど…。」裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)は、喫茶・バンブーに来ていました。そして、実は引っ越してきたころから、ずっと気になっていたことを保(野間口徹)に尋ねます。
「『バンブー』ってお店の名前、どうして付けたんですか?」

「あ~それはね…。」

「この人、昔はね、古本屋の店主だったの」

そんな楽しそうな会話を聞きつけて、恵(仲里依紗)もやってきました。

今日は、バンブーの保と恵の物語です。

10年程前の神田。古本屋をやっていた保は、今ほど愛想がよくありません。

常連客らしい木下(井上順)は、保の両親とも面識があるようで、7回忌の心配、

更には保にもっと外に出た方がいいと心配されている有様でした。

「外は嫌いです。」「ここにずっと座ってるのは、体にも心にも良くないよ?前みたいに、うちの店にコーヒーでも飲みにこいよ!」

「木下さんにコーヒーの淹れ方教わったんです。同じ味が飲めるのに、どうしてお店までいかなくちゃいけないんですか?」

「コーヒーを楽しむって言うのは、場所とか空間とか雰囲気とかもあるわけで!」

「まぁ、僕のは、更に進化してますけどね」

木下にコーヒーの淹れ方を教わった保は、更に研鑽を重ねていました。

そこへ、1人の若い女性がふらりと店に入ってきます。

「お!若い女性なんて珍しい!」

年頃の男性なら、若い女性と聞けば、少しは興味を…示しませんでした。

木下は、やれやれといった顔で、また来るといって帰っていきました。

「キャー!」突然、店の奥から、先ほどの若い女性の悲鳴が聞こえてきました。

積んであった本を崩してしまったのです。

「大丈夫ですか?」「ありがとう…。」

「いえ、本が傷みます。」その女性は、恵でした。

恵は、自分を心配したのではない保に苦笑いを浮かべつつも、崩してしまった本の一つに目を止めました。
「…『吾輩は猫である』の初版かな?」

「え?…奥付も見ないで、どうしてわかるんですか?」

自分に興味を示した保に、恵はにやりと笑いました。

その夜、保は一人お茶漬けを啜りながら、今日の恵との会話を思い出していました。

どうして、表紙だけで『吾輩は猫である』の初版本とわかったのか…。

それは、すでに上・中・下巻が発刊されている『吾輩は猫である』ですが、置いてあった本の表紙には『上巻』の文字が書いてありませんでした。

当初は、この1冊で終わるつもりで書いていたが、人気が出たので『中巻』と『下巻』が書かれることになった。

そのため、以降に刷られた『吾輩は猫である』の1冊目には『上巻』と書かれるようになったのです。

『吾輩は猫である』は、夏目漱石の処女作。

つまり、『上巻』と書かれていないのは、初版本に違いない!

そんな推理を披露した恵は、保に夏目漱石の作品では何が好きかと尋ねます。

「『こころ』かな…。」
「それじゃ~最初の見返し裏にあるラテン語が書いてあるの知ってます?」

慌てて、開いてみると、本当に書いてありました。

「見逃してた…何て書いてあるんだ。」

「『学は長く、人生は短い』…ヒポクラテスの格言!」

文学に精通している恵に、保はすっかり感心していました。

「二宮…恵…。」おやおや、これは…ほんのりと淡い恋心の爆誕でしょうか?

それから、毎週木曜日に恵はやってきました。

一度、来ない木曜日がありました。

お店に飛び込んできた木下の姿に、あからさまに落胆する保を見て、木下はにやにやと笑います。

すっかり仲良くなっている2人のことを、この常連の木下が見逃すはずがありません。

「健気だねぇ(笑)」そうして、3ヵ月が過ぎたある日のこと…。

「保さん…あの…ここにいると気持ちが落ち着きます。…では。」

恵は、そんな言葉を残して、帰っていきました。

「いい子だな…どうなの?」「どうって…何が?」

「またまた~わかってるくせに!ずっと1人でいいの?」「僕は、1人で十分です。」「そうそう、親戚の子が遊びに来たんだ。無類の本好き!」

木下の手招きで、近寄ってきた男の子は、きちんと挨拶をしました。

「こんにちは!佐藤久志です。」佐藤久志(山口太幹)と名乗った少年…そう、あの久志でした。

世の中…狭いものですね。

「保さんの状況は、おじさんから聞きました。楽しいのに、進展しない時間が続くと、女性は男性を恋愛対象から友達に認識を変えてしまいます。早く勝負を賭けた方がいいと思います。」

それを聞いて、裕一は…ある人物を思い浮かべました。

「た…保さん。その子、蝶ネクタイしてなかった?」

「あ~してた!してた!」

「ほら!佐藤久志だよ!音の先輩の!そこで劇したでしょ!『ヴィオレッタ~!』って!」

「あ~!」「すご~い!保さんと久志さんが、昔であってた何て!」

「そう!しかも、彼が恋のキューピッドなんだよ!」

『え?』裕一と音の声がハモリます。続きをどうぞ!

「どうして行動しないんです?彼女の事が好きなんでしょ?」
「はい!」「え?」「子どもに嘘はつけない。」

「あなたはずっと自分をごまかして生きてきました。」

「ちょっと…はっきり言い過ぎだぞ~」

「1人でいるのが好きだが、彼女のことが好きだ。自分の中で、どちらもほしい。」

あまりに大人びた久志の言葉に、思わず保は木下に耳打ちです。

「この子、何者?」「議員の息子。」「これまでの関係が気まずくなるのは嫌。自分が傷つくのも嫌。」

「あ~…この子と話してると、自分が愚かでどうしようもない存在に思えてくる。」

「ある本に書いてありました。『人は行動することで自分を変えられる。』と。言い換えれば、人は考えていても自分を変えることはできないということ。

すべては、行動です。

まずは、食事に誘ってみましょう。」

そして、数日後。

お店にやってきた、恵をみて、挙動不審すぎる保。

『食事に誘わなくては…。』そんな思いが、保をぎこちなくさせます。

そして、そんな保のおかしさに、気づかぬ恵ではありません。

「どうしたんですか?今日、ちょっと変ですよ?」

「あ…あ!コーヒー飲みます?」

いたたまれなくなり過ぎた保は、一度コーヒーを淹れるため、奥に引っ込みました。
「やれる…やれる…。」

保は、心を落ち着かせ、コーヒーを恵に差し出しました。

「あ…あの~…。」「はい。」

「今度良かったら、ご…ご…碁でもやりませんか?」

「碁?」「碁。」まさかの囲碁へのお誘い…でしたが、恵はぱ~っと笑顔になると…。

「教えてください!」

その夜、改めて作戦会議です。

「このままでいいの?」

「人は、そんなに簡単に変われません。何で彼女は、この店に来たんだろう…いや、今は碁だ!碁を習得せねば…。」

しかも、まさかの保は碁を知らないという展開です…。

「どうした?今日はおとなしいな。」

ここまで、一度も口を挟まない久志に木下が声をかけました。

「お2人は鈍いなぁ…。彼女が帰るときに、僕は気づきました。左手の薬指。」

当時、日本では、まだ婚約指輪の風習はありませんでした…が。

「外国では、婚約の時に、男性から女性に指輪を送る慣習があります。恐らく、恵さんは外国人の男性から求婚されているかと。」

「あ…そういえば話の端々に…。」

『外国の人に、『竹取物語』を読んだらね、『これは宇宙人の話か?』って!1000年も前に、こんなお話を考えるなんて、アメイジングだって♪』

恵の話には、外国の影がありました。

「彼女、このまま月に行ってしまいますよ。行動するなら、今しかない。」

「でも…もう、婚約者がいるわけでだし…。」

「ダメもとでもやってみればいいじゃない!」

「ダメだと分かってて、やる必要ないでしょ!」

「あります!あなたが、この店を1歩出れば、全てが変わります!」

「変わらないよ!」

「言ったでしょ?全ては行動です。結果は変わらないかもしれない。恵さんは得られないかもしれない。

しかし、あなたは変わります。

人生の分かれ道は、突然やってきます!そこで行動すれば、全てが変わります!」

「久志くん…君は…何者だ?」「議員の息子とはいえ…。」

「僕も色々ありました。僕は、行動しました。あなたにも行動してほしい。」

「保くん!行け!店の外には、君の未来がある!」

保は、飛び出しかけて、少し戻りました。

「ずっと1人で生きていけるつもりだったけど、間違ってました。木下さん、久志くん。ありがとう!月から、かぐや姫を奪ってきます!」

「それでどうなったの!?」ドラマティックな展開に、裕一も音も前のめりです。

そこからは、恵が説明してくれました。

その当時の外国人の彼と歩いていた恵の前に現れた保は、情熱的に恵に告白をしました。

実際のところ、左手の薬指の指輪に、そんな意味があるとは知らなかった恵。

その指輪はファッションで着けていただけでした。

そして、一緒にいた男性も、大学時代の同級生だったのです。

その同級生も、そんな保の姿に日本の武士道を感じたと感動していたといいます。

「じゃ~バンブーって名前も、そこから?」

「2人でお店をやろうってなった時に、2人で考えたんだ!」

「ほら、竹って根がスゴイでしょ?ずっとふわふわ生きてきたから、しっかり地に足つけなきゃって!そういう意味もこめてね」

「へ~久志さん、すご~い!」

そこへ、何も知らずに久志が飛び込んできました。

開いた扉から差し込む太陽の光という後光を纏った久志を見て、今の話を聞いた裕一と音は眩しそうにしています。

「え?何?何?どうしたの?」
何もしらない久志は狼狽するのでした。

以上、ドラマ「エール」第58話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!

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