ドラマ「#リモラブ」第3話のあらすじ・ネタバレについて紹介します!
[あらすじ]
「檸檬」の正体は、朝鳴(及川光博)でもなかった。
美々(波瑠)はスマホに残る、「檸檬」とのやりとりを居酒屋で愛おしく振り返る。
そんな中店員の栞(福地桃子)が、五文字(間宮祥太朗)が
「檸檬」ではないか?と言い出す。美々に惹かれてると言っていたらしい。
驚く美々の前に、なんと五文字が現れ「僕が檸檬です」と宣言、美々にSNSをやめ、ちゃんと彼女になってほしいと告白する。
半信半疑ながらも檸檬=五文字を受け入れる美々。
日曜日、初デートを体験する美々と五文字。
一方、青林(松下洸平)は我孫子(川栄李奈)のスマホにかかってきた着信相手の名前を見てショックをうける。
業を煮やした栞は彼氏の八木原(髙橋優斗)と五文字を美々の家に連れてきて、ダブルデートをすることに。ところがその先には、美々の恋が裏切られる衝撃的な出来事が待っていた…。
[ネタバレ]
居酒屋おとにて。大桜美々(波瑠)が檸檬さんと勘違いした事を朝鳴肇(及川光博)に謝ります。息子の朝鳴保(佐久間玲駈)にも謝ります。
笑顔の保を見て「目玉焼き」と思う美々。そして店主の
乙牧ひろ吉(西堀亮)が「せっかくだから飲んで行ってよ」とビールを出します。
ひろ吉を見て「こんにゃくの甘辛煮」と思う美々。
カウンター席に朝鳴や八木原大輝(高橋優斗)が座っているので間に
座る様、席を譲ってくれますが、「すみません。ではお言葉に甘えて。あの席で」と少し離れたテーブル席を指差します。
「こう言うご時世なんで。手酌でやります」と美々は言います。
娘の乙牧栞(福地桃子)と八木原が料理を勧めます。が、チーズ餃子を勧められて断る美々。
しかし、2人はひろ吉に料理をお願いします。
美々は「本当にこれだけで」とビールを指差し言います。
そして料理の準備をするひろ吉と栞に「すみません。お構いなく。私の事はもう、お気になさらず。大丈夫です」と美々は言います。
「はぁ。参った。参った。どうしよう」と思いながら檸檬さんとのメッセージのやり取りを見ている美々。
「やっぱりいいな。なんかいいんだよねぇ。やっぱ好き。好きだもん」と美々が思っていると、ひろ吉が「可哀想だね」と小さな声で呟きました。「うん。可哀想」と八木原も思います。
そして朝鳴と保も「可哀想」と思うのでした。「しっかし誰なんだ?檸檬さんは」と思っていると、栞が声を掛けます。
「あの、私、SNSでやり取りしてる檸檬さんって五文字さんじゃないかと」と言います。
「それは違います。五文字君は草モチの葉っぱを食べないと言いましたから」と美々は言います。
「ちょっと待って。だから葉っぱを食べるって言った僕を檸檬だと?」と聞く朝鳴。
「はい」と答える美々。
「食べない時もあるけど?」と朝鳴は言います。
「そうなんですか?」と驚く美々。
「食べたり食べなかったり。て言うか、それを決定打にするかな?」と朝鳴。「確かに。美々先生、それはちょっと」と八木原も言います。
「じゃあ、やっぱり五文字さんだよ。美々先生の事気にしてたし、怪しいと思う」と栞は言います。「待って。五文字さんが檸檬だとしても、美々先生が草モチだって分かってないはず。
お互い誰か分からずやり取りしてた」と八木原は言います。
「分からない訳ないじゃん。何ヶ月もやり取りしてて誰だろう?この人。どんな人だろう?って知りたくなるでしょう?草モチが美々先生だって勘付いてたんじゃない?じゃなかったらあんな風に美々先生の事、気にする?」と栞は言います。
「そんなに気にしてた?」と八木原は聞きます。「気にしてるどころか、惹かれてるって言ってた」と栞は言います。「好きって事?」と驚く八木原。
「だとしたら、何で自分から言わないの?」と八木原。
「言えないのが恋って言うものでしょう?もどかしいと言うか、面倒臭いと言うか。でもそれが恋愛だ」と栞。
「五文字さんも恋しちゃったのか」と八木原は言います。
「待って。俺も五文字さんだと思う」とひろ吉も言い出し
「そうだな。ゴモちゃんならあり得るかもしんない」と朝鳴も言います。
栞が五文字さんが檸檬さんだと思う人と聞くと皆んなが手を挙げました。入り口の方から「ハイ」と聞こえ、五文字順太郎(間宮祥太朗)が現れました。
「あの、話は聞かせて貰いました。僕が檸檬です」と五文字は言いました。
「本当に?本当に五文字さんが、檸檬さん?」と聞く美々。
「そうです。会いたかった。僕が檸檬です。僕の彼女になって頂けませんか?」と五文字。
「ビーフジャーキーでもいい。檸檬さんを失いたくない」と思った美々。
「分かりました」と答えます。「いいんですか?」と五文字。「いいでしょう」と美々。「ハッ。マジか。ありがとうございます。僕頑張ります」と五文字は言います。
「よろしくお願いします」と美々。
そして「すみませんでした。あんな事を書いてしまって」と美々が言うと「ん?」と聞く五文字。「お会いする事は出来ませんとか、今までありがとうございましたとか。さよならとか」と美々は言います。
「どうしてさよならなんて?」と五文字は聞きます。
「それは今までずっと、SNSの世界でだけお喋りしてたじゃないですか?だから急に会いましょうって言われて、焦ってしまって。ホント言うとね。私も会いたかった」と美々は言います。
「こうして美々先生に彼氏が出来ました。ラブストーリーの始まりです」と八木原は言います。
「久しぶりに誰かと歩いています。自分」と思いながら、五文字と少し距離を開け歩く美々。
別れ際に五文字が連絡先を聞いて来ました。
「健康管理室。内線1016番」と答える美々。
「いえ。連絡取りたいんで」と五文字はスマホを取り出します。
「SNSじゃ駄目?今まで使ってた、檸檬と草モチの」と美々は言います。
「檸檬と草モチはもういいんじゃないですかね?これからは電話とか直接会ったりとか。だってこうして会えたんですから。電話番号教えて下さい」と言う五文字に「はい」と答える美々。
自宅に戻った美々。電話が鳴ります。
「早速、掛けちゃいました。すみません。つい。今夜は星が綺麗ですね。そうでもないかなぁ。あの頃、僕達自粛期間中って言うか、テレワークが始まった頃。あっ。僕と青ちゃん。人事の青林です。
あの時、家にずっといる僕を気に掛けてくれたのが青ちゃんと美々先生でした。分かってます。それが産業医の仕事だって事。でも嬉しかったって言うか。有難いと思いました。僕達社員の為に毎日出勤されてて、感染拡大予防が徹底されてて」と五文字は話します。
その話声を聞きながら「これが檸檬さんの声?ぺこぱじゃない」と思う美々。
そして「結構お喋りなんですね。印象が」と美々は言います。
「違うって言われます。よく、はい。しょっ中言われます。自分でも電話の方が話し易いって言うか。
あっ。でも、あんまりペラペラ喋るつもりは無くて。ただ星が綺麗だなぁって」と星を見上げる2人。
そして五文字は「日曜日何してますか?」と聞きます。
「これはいわゆる、デートのお誘い」と思う美々。
「どっか行きませんか?」と誘う五文字。「いいでしょう」と答える美々。
五文字は喜びます。美々が電話を切ろうとすると「もう1つだけ」と五文字。
「何でしょう?」と美々。「おやすみなさい」と五文字は言いました。
「いつもおはようとかおやすみとかいつもSNSでやり取りするだけだったんで。直接言われると嬉しいもんですね。声が聞けるって良いですね。檸檬は改め五文字君。おやすみなさい」と美々は言います。
富近ゆり(江口のり子)と八木原が出社します。「五文字君が檸檬?」と驚くゆり。
「そうなんです」と八木原が言っていると、朝鳴もやって来ました。
「おはよう。肇ちゃん」とゆり。「肇はよせよ」と朝鳴は言います。
「朝鳴部長の奥さんと同じ高校なの。一級建築士の颯爽としたカッコイイ奥さん」とゆり。
「もう別れたよ」と朝鳴。「何それ。聞いてない。浮気か?おい」とゆりは聞きます、「違うって」と朝鳴。
と、そこに美々が機嫌良く現れました。
「密ですよ?ソーシャルディスタンス」と笑顔で可愛く言う美々。健康管理室。医師の深杉明彦(今井隆文)が大学に戻るからと言うと「え?。もう帰っちゃうの?お疲れ様でした」と可愛く言う美々に深杉は驚きます。
そして、五文字が美々を訪ねます。
「インフルエンザの予防注射の諸注意を青林に代わって受け取りに来ました」と五文字は言います。五文字が美々を部屋の外に連れ出します。その様子をこっそり見るゆりと八木原。
「日曜日大丈夫そうですか?」と五文字は聞きます。
「はい。大丈夫です」と美々。「美々先生の好きな所でいいですよ。美々先生の行きたい所で構いません。美々先生が決めて下さい」と五文字が言うと考えておきますと美々は言います。
五文字が立ち去り、どこ行こうかなぁ。
何しようかなぁと浮かれる美々です。青林風一(松下洸平)が仕事中の五文字に声を掛けます。連れ出し、椅子に座らせるといきなり「うぉー」と力強く言います。
「こう言うのが美々先生のタイプなんだって」と青林は言います。
「ヤンキー風?ソフトヤンキーって言うのか?」と青林。「どこ情報?」と五文字は聞きます。「海外事業部の田中さん。1度食事に誘ったって言う。
丁度、海外事業部がリモート飲み会やるって
言うから入れて貰って聞いた」と嬉しそうに言う青林。
「青ちゃん子供の頃虐められてたんだね」といきなり言う五文字。「何で今、そんな事を」と青林は聞きます。「それ、絶対嘘だよ。からかわれてる。って言うか馬鹿にされてる。もしそれが本当だとしても
僕、そんなの無理」と五文字は言います。
「少しは無理をしたいって」と青林。
「言ったけど」と五文字。「久しぶりに恋をしたから少し無理をしてでも、自分を変えてみたいって」と青林は言います。「自分を変えるって言っても、ちょっとした事とかさ。
年下の男が嫌だって言うならさ、年上だって事にするとかさ」と五文字。
「そんな嘘すぐバレる」と青林は言います。「最初だけだよ。上手く行くまでって言うかさ」と五文字は言います。
「嘘は良くない。最初だけでも良くない」と言う青林。
「手段だよ」と五文字。「好きな人に嘘は良くない」と青林は言います。
「好きだからだよ。それに僕、実際上手く行ったし」と五文字は言います。
え?となる青林に「美々先生とお付き合いする事になりました」と五文字は報告します。驚く青林。そこに岬恒雄(渡辺大)が現れ、予防接種の件で探していた様子でした。
その日の夜。美々はデートについて調べています。
自分をメンテナンスしてみたり、何を食べるか検索したり楽しそう。
青林は岬と我孫子沙織(川栄李奈)と三人で飲んでいます。
美々が感染拡大予防を作成したガイドラインを見て厳しいから見直して欲しいと愚痴る岬。
すると、沙織が席を外している間に、沙織の携帯に着信が。
画面にはセフレ君と表示されています。固まる青林。そこに沙織が戻り、画面を見ても無反応。それにまた驚く青林。岬が堪らず聞きます。
「セフレって?着信セフレから?」と。
「はい」と答える沙織。
青林が「南アフリカでしたっけ?我孫子さんはお父さんの仕事の都合で12歳まで南アフリカにいたんですよね?その時のお友達ですか?」と咄嗟に言います。
「は?」と言う沙織。
「セフレです。すみません。帰っていいですか?」とハッキリ言う沙織。
そんな沙織に驚いた青林。「ちょ、ちょ、ちょっと。何言ってんの?あっ。何言ってるんですか?我孫子さん」と言います。
「そんなに驚かなくても」と沙織。
「驚くよね?驚くだろう?驚くに決まってるよ?」と青林は立ち上がって言います。
「ええ?そこまで驚く事ですか?」と沙織は岬を見ます。
「そうね。うん、青ちゃん驚き過ぎ」と岬は言います。
「結構そう言う人いますよ」と沙織。
「い、い、いるもんなんですか?」と青林は岬に聞きます。
「う、ううん。いるもんなんじゃない?」と岬は困った様子。
そして、沙織はお代金を置き、青林にニッコリ笑い掛け帰って行きました。
美々は大好きなインド飯ジャーニーの動画の新しい配信があると知り喜びます。
日曜日、夜21時。
「あっ。駄目だ。その日は5年ぶりのデート。何処に行くか決めてない。まだ決めてなかったー。何着て行くんだったっけ?ハッ!まだ決めてなかったー。
決めなきゃどうしよう。日曜、日曜、デート、デート」と思いながら検索しますが面倒臭いと思ってしまう美々です。あくびをしながら出社する美々。青林に出会います。
2人はエレベーターに乗ります。眠そうな美々を見て大丈夫ですかと青林。
美々も青林が疲れて見えた様で、大丈夫ですかと聞きます。
2人は大丈夫ですと言い合いますが、大丈夫ではない様子。
そして、沙織が青林におはようございますと普通に挨拶をして来ました。
普通には出来ない青林。「大丈夫?二日酔い?昨日ごめんね。先に帰って。岬さんに遅くまで付き合わされたんでしょう?」と沙織は聞きます。
「いや、あれからすぐ帰った」と青林。
「そうなんだ。私も結局、セフレ君とは会わなかったんだよね。
じゃあ連絡すれば良かったね」と沙織。
「セフレ君」と呟く青林。
そして「あのさ、ここ付き合ってんだよね?」と2人を指差して言います。
「付き合ってるよ。忘れもしない。去年のバレンタインにチョコあげて告ったら、今年の3月のホワイトデーに
返事をくれて」と沙織は嬉しそうに言います。
「1年かけて真剣に考えたんだよ?」と青林。
「遅。めっちゃ遅ッ。でもそこが好き」と沙織は言います。
「結婚を前提にって僕言ったよね?折を見て上司にも報告しようって」青林は確認します。
「うん。でもそう言ってた矢先、新型ウイルスの野郎。手も繋げなくなっちゃった」と沙織は言います。「手ぐらい繋ぐよ?」と沙織の手を握る青林。
「え?青ちゃん」と驚く沙織。「何ならキスだって」とマスクを外す青林。
沙織のマスクを外し顔を近付けると沙織が止めます。
「待って。青ちゃん、ここ会社。何やろうとしてんの」とマスクを付け直す沙織。
「僕と濃厚接触出来ないからって他の人とすんなよ」と青林は言います。
「え?何?今の言い方。青ちゃんと濃厚接触出来ないから他の人とやってるみたいな言い方して。おかしいよ?それ。その考え方間違ってる。青ちゃんは青ちゃん。セフレはセフレ。それとこれとは別。あっ。感染の心配してんなら大丈夫だよ。
青ちゃんよりもずっと前からの付き合いだから。ふふ。でも青ちゃんってやる時はやるんだね。ビックリした。大胆だね。会社でキスだって。青ちゃんめ。じゃあ行くね」と沙織は行こうとします。
すると、青林の方に戻りマスク越しにキスをします。
それを偶然見た五文字。
「エロい。マスク。むしろ逆にマスクがエロい」と思います。
驚き、勢いよくマスクを外す青林は走り去ってしまいました。
五文字の所に美々がやって来ました。
「日曜日の件ですが、色々考えたんですが、水族館はどうでしょう?」と美々。
「いいですね」と五文字。「はい。実を言うと僕デートなんか久しぶりで」と五文字は言います。
「大丈夫。頑張りましょう」と美々は言います。
デート当日。先に美々が到着。暫くして五文字もやって来ました。緊張気味な2人。そして、夜。居酒屋おとに2人はいます。「疲れた」と思う美々。
「楽しかったですね。水族館」と五文字が言うと、とりあえず話を合わす美々。
栞がやって来て「初めてのデートに当店を選んで頂き有り難うございます」と言います。
「あっ。でも本当は行くはずだったレストランが閉店しちゃってたんです」と五文字は言います。
次に行ったお店も密だったと話す五文字。「帰りたい。もう帰りたい」と美々は思います。
そして「すみません。私急用が。すみません」と店を飛び出す美々。
急いで家に帰る美々。お酒を用意して、インド飯ジャーニーを見始めます。
見終わって「あー楽しかった。恋愛は面倒臭い。動画見てる方が気楽だよ」と寛ぐ美々。
スマホを見る美々は「檸檬と草モチでやり取りしてる方が気楽だったなぁ」と思います。会社の休憩時間。
美々が1人で居ると、朝鳴がやって来ました。「五文字とデートをしたとかしてないとか?どう?上手く行きそう?いや、余計なお世話なんだけどさ、保が、息子の保、覚えてる?」と話していると、ゆりが「おー。肇ちゃん」と言いながら現れました。
「邪魔?」とゆりは聞きます。
「いいよ。ゆりっぺも聞く?」と朝鳴は言います。
「ゆりっぺはよせ。一応先生だよ?精神科医の富近先生だ」とゆりは言って座ります。「えー。息子の保が夏休みの自由研究で優秀賞を頂きました。
デジタル社会が
もたらす心の闇ってタイトルで」と朝鳴は言います。
「朝顔の研究じゃないの?」とゆり。
「いいね。いいね。とかバズるバズらないとか?そう言う事に踊らされてる大人達に警鐘を鳴らすって言う研究結果」と朝鳴は説明します。
「へー。幾つだっけ?」とゆり。「小5」と朝鳴。
「生まれた時から携帯があって当たり前の世代。デジタルネイティブだ」とゆりは言います。「上手く使いこなせてない大人をさ。信じられないって批判するんだよね。24時間気になって仕方なくて、数十分
置きにチェックしちゃう人とか」と朝鳴。
「夜寝る時も枕元に置いちゃう人とか?」とゆり。
「仕事終わりでも直ぐにスマホを手にしちゃうとか。SNS中毒とか、依存症とか。で、美々先生は大丈夫かなって。
保がね、お父さんから言ってあげてよって。
ちょっとね。
偉そうに。SNSでの出会いはきっかけに過ぎないから、現実の世界でちゃんと向き合わないと愛は育たないってね。以上余計なお世話でした。以上保より」と言って去ろうとする朝鳴を、ゆりが止めます。そしてゆりは朝鳴を別の部屋へ連れて行きます。
美々も同席します。「小学校5年生でさっきの話。正直ちょっと気になるんだけど」とゆり。
「優秀賞を取ったのは本当だよ」と朝鳴は言います。
「社会の心の闇なんて言葉、どっから出て来る」とゆりは聞きます。
「それ聞いちゃう?ゆりっぺ」と朝鳴。「富近先生。聞いちゃうよ」ゆり。「1年程前かな?忙しくて俺じゃなくてうちのカミさんがね。
オリンピック関連の仕事であちこち飛び回る様になってすれ違い生活で、連絡はSNSで取るようになりました。
おはようとか
おやすみとか、他愛のない会話から保の塾や学校の事まで。
何でも。毎日だよ。毎日やり取りしてた。保も一緒にね。なのに、だからか?上手く行かなくなってさ。離婚届けを置いてカミさんが出たのが今年1月。
少しズレてればテレワークで家族水入らずで、否応無しに
過ごせてやり直しも出来たかもしれない。
いや。そんな事ないか。ないかな?どうだろう。とにかく、子供の頃になかったおもちゃを、わあ。何だこれって言いながら便利なもん出来たなって。
使いこなしているつもりだった昭和のお父さんに問題あり。
つまり悪いのは俺だ。繋がってる様で繋がってなかった。
って言う事に気付いてあげられなかった」と朝鳴は溜息を吐きながら話しました。
「誰も悪くないですよ。悪くないです」とゆり。
「何か良かったなぁ、さっきの。久しぶりに手繋がれちゃった。息子以外と」と朝鳴はおどけて言います。「このご時世ね。手と手を触れ合うのも難しくなりましたからね」とゆりは言います。
「ハグとかね」と朝鳴。
「ハグもね。エアーでやっとこう」とゆりが言うとエアーハグをする2人。元気の無い美々を気にする八木原。仕事が終わりスマホを手にする美々ですが、朝鳴の言葉を思い出し直ぐにしまいます。
家に帰ると五文字、八木原、栞が待っていました。
「お惣菜とか持って来たんで、ダブルお家デートしませんか?」と栞が言います。
「何回か連絡したんですけど」と八木原。「僕も何度か掛けちゃいました」と五文字も言います。
そして美々の家の中に。慌てて片付ける美々。
検温をし除菌をして順番に部屋に入ります。八木原と栞の馴れ初めを聞いている五文字。食べた後の片付けをする美々を気にする五文字。時計が9時を指し、時間を気にする美々。
栞が美々達のきっかけを聞きます。
オンラインゲームと答える美々。五文字はゲームが得意だと言います。
それを聞いた美々は「そうなんですか?」と聞きます。八木原と栞が2人でゲームをしてみては?まだ9時だしと言います。
「もう9時です。皆さん明日も早いんじゃないですか?睡眠は健やかに働く為に大事ですよ」と美々が言うと驚く八木原達。八木原と栞が帰ろうとします。
栞が「五文字さん、もう少しいれば?」と言います。
「いや。僕も帰ります」と五文字が言うと「あっ。そう?」とあっさり言う美々。
五文字の寂しそうな表情を見て「あの、お家デートすっごく楽しかった。ありがとうございました」と言う美々。
美々の部屋を気にしながら帰る五文字。
ソファーに寝転がり「疲れた」と思う美々。
面倒臭いなと思ってしまいます。するとチャイムが鳴りました。五文字が戻って来たのです。「すみません」と五文字。「忘れ物?」と聞く美々。
「いや。あっはい。おやすみなさいが言いたくて。美々先生、言ってたじゃないですか?直接言われると嬉しい。声が聞けるっていいですねって。電話でも良かったんだけど。直接顔見て言えば、もしかしたらまた喜んでくれるかもって。馬鹿ですよね。
嫌われたって分かったのに。
僕の事、嫌いですよね?何となく、ずっと無理してるみたいだったから。でも、いいんです。それでもいいと思って、ちょっと頑張って戻って来ました。おやすみなさい。失礼します」と五文字は話し、部屋を出ようとします。
「待って」と検温する美々。
「コーヒー淹れます。どうぞ。一杯だけね。手洗いして、消毒も」と美々は言います。
「私達、檸檬と草モチでやり取りしてた時、プライベートな話ってしなかったじゃないですか?いつも他愛ない事ばっかりで。くだらない事の方が多かった。
でもそれが良かったって言うかホッとする時間だったんで。
だから私、五文字君の事を嫌いな訳ではないんです」と美々は話します。
「でも、無理はしてますよね?」と五文字は聞きます。
「それは何て言うか。ともかく嫌いな訳ではなくて、好きって言うのもまだ。
5ミリぐらいかな?」と美々は言います。「5ミリ?」と五文字は聞きます。
「すみません」と美々は謝ります。「いやいや、5ミリでも嬉しいです。その5ミリがいつか6ミリ、7ミリ、8ミリ。せめて1センチぐらい?そうなれる様に頑張ります」と五文字は言います。
「僕、頑張りますんで」と五文字が言うと「私、もっと五文字君の事、知りたい。東京の人ですか?」と美々は聞きます。五文字は笑って「その手の知りたいか」と言います。「東京の人です。美々先生は?」と五文字は聞きます。
「博多です」と答える美々。「あっ。そうだ。ゲームが得意だって。あんなに下手だったのに?」と美々は聞きます。「下手だったり上手かったり。ゲームによりけりって言うか」と五文字は答えます。そしてゲームをやってみてと美々は言います。
2人は並んで座りゲームをします。
一方青林は沙織からの連絡を拒んでいる様子。
怒っているのかと聞かれても返事をする事が出来ません。そしてスマホを見て草モチとのやり取りを見返しています。ゲームで盛り上がる美々と五文字。
無事クリアが出来て、目が合う2人。
「これは何ですか?あれですか?マスクしてんですけど。え?え?」と美々が思っていると五文字の顔が段々と近付いて来ます。
目を閉じる美々。すると携帯が鳴りました。
慌てて離れる美々。携帯を見ると、檸檬さんからメッセージが。
草モチさん。どうしてますか?檸檬です。と。
五文字を見る美々。
スマホを手にしていないのを確認すると、美々は「あんた誰?」と心の中で叫ぶのでした。
以上、ドラマ「#リモラブ」第3話のあらすじ・ネタバレについての紹介でした!
#リモラブ 第4話 青林が気になる・・・あらすじ・ネタバレこちら
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